2003/04/07


宇野謙クッキング 
パンからうどんは作れるか 編



うどん…和の美しさ。繊細さ。優しさ。
パン…欧米の淡白さ。単純さ。ファシズム。



要するに僕はパンがあんまり好きではないんです。

食パンは食べても月2、3枚。


それにくらべてうどんは!

あのうどんのプリンプリン感といったら!
そうです。今回は食パンを無理矢理うどんに変えてやる!

という企画です。

パン派の方にはかなりショッキングな映像がでてくると思いますのでご遠慮ください。


材料


ヤマザキダブルソフトマイルド(練りやすそうだから)
そして卵(つなぎとして使う)



 
まずは耳を落とす。なぜか半笑い。


 
そして細かく刻む。

「パンとして、ブレックファーストとしてちゃらちゃら生きてきた甘さを知れ!」




さらに細かく。 今までやったこともないのになぜか手際がいい。




卵をいれて



こねる。

「もっと硬くなるんだよ!オラオラ、そんなことで熱いつゆの中でコシを保てるのかい?

フレンチトーストのようにフワフワされちゃかなわないんだよ!」

(20分後)
これでパン三枚分。 もうソフトではありませんな。 ダブルソフトさんよ。
 

そう。そうだ。安心しろ。
お前を立派なうどんとしてよみがえらせてやる。
 

ぼろぼろになりそうな気がしたので太めに切る。
このころには明らかにクッキーのようあまーい香りを感じるが
気づかないふりをして続行。
あれはパンの悲鳴だったのか。最後の抵抗か。




 
熱湯でさっと茹でる(2分くらい)。 溶けられたらたまらないので。



どんぶりに移すときにあきらかに麺がブツブツと切れていったがこれも見て見ぬふり。








この出来栄えに言葉は要らない。



緊張の試食。味は以外にクセが無くてパンだとは気づかない。(でもあきらかにうどんではない)

歯ごたえは、ブツブツ。コシがない。



でも、もっともらしいことを言えば食べてもらえるレベル。

「これ、戦国うどんだから
滋賀名物の戦国うどんだから!」とか。




勝利のガッツポーズをしようとこぶしを上げかけたその時!

僕は僕自身の口から発せられた言葉に耳を疑った。




「あ。 これ、パンだ。」

そう、めんつゆが口の中から消えた後の風味、

そしてクチャクチャと歯に絡みついたやつの味と感触が

完全に食パン、

いや、むしろトーストのそれだったのです。

悔しかったサヨナラ負け。

でもちょっと嬉しい複雑な気持ち。


なんかこう、息子に腕相撲で負けたときの親の気持ち、
みたいなとこあるじゃないですか。これには。





うどん派としてのプライドを見せるため完食。



むしろパンを褒めてやりたい。

よくやったと言ってやりたいんだ。




ああ認めよう。うまくはなかったさ。

でも、今パソコンの前で苦笑しているあなたが思ってるほどまずくはないと。

そんな目で見られる筋合いはないと。
 
むしろ今度はうどんからパンを作ってみたいと。




なんでも天ぷら編 (2/8/1999)
「さっぱりしたもの」をテーマに具を探しました。

天つゆが無かったので醤油で食べました。 



冷たいご飯 65点  揚げた時間、約30秒
冷蔵庫の残りのごはん。

固まっていたのでかえって揚げやすかった。

おこげみたいになっちゃうかなとおもったけど、適度な水分を保っていてなかなかおいしかった。


パスタ 66点  約20秒
ゆでてあるパスタを味付けなしで天ぷらに。

パスタがちょっと硬くなるのでかなり柔らかめにゆでたあと揚げるとちょうどいいかも。
醤油との相性もなかなか。


りんご 71点  30秒
さすがにこれは醤油なしで食べた。

食べた瞬間アップルパイを思い出した。 なかなかの秀作。
  

りんごの皮 70点  約15秒
これは醤油で食べました。

パリパリするかなと思ったけど、そうでもなかった。

甘味が全然無いので野菜と認定しました。

ご飯とあいそうな隠れた秀作。


フルーツカクテル(缶詰) 59点  約20秒
これもアップルパイ系。

 なまあたたかい桃やぶどうたちが口の中でかったるそうに広がっていきました。

うどん 46点  約20秒
絶対の自信を持って挑んだのがこれ。

でもネチョネチョしておいしくなかった。


きしめん 
45点 
約20秒
うどんでの失敗が信じられなかったので、
名古屋のきしめんをゆでて再挑戦したが やっぱりネチョネチョしておいしくなかった。


?点 ヨーグルト 
入れた瞬間、煙とともに奴は消えた。
まあ、無理だろうとは思ったけど。

衣つけるの大変だったのに。
ほんのひとかけらだったのにものすごい煙が出て部屋中くさくなった。
真似しないように。




なんでもホットドリンク編 (11/9/1999)
さまざまなドリンク達をレンジで2分チンしてみました。

ホットオレンジジュース (100%)


見た目は特に変化なし。 においがほんのちょっと強くなった。

うん、なかなかうまい。 これ風邪に効きそうだあ。
75点


 
ホットグレープジュース (100%)
ワインになったらどうしようなどと不安になりながら加熱!
うまい!! これはいいぞ! しっかりとしたコクがある! 甘味も増した。 体もぽかぽかです!

多分、フランスのボルドー地方の人とか昔から飲んでるって、絶対。 誰か調べて。
90点



ホットコーラ 
「アメリカンカルチャーの代名詞であるコーラと、 東京出身のウノケンの類まれなるセンスが融合しているのだ!  イースト・ミーツ・ウエストだ!」

などとエキサイティングしながらレンジをオープンしてみると…
おい!なんかグツグツいってるぞ!
かき混ぜてみたらシュワっと泡が出てきた。

多分まずいだろうなと思いながら テイスティング。

やっぱまずい。 炭酸抜けてるし。 コクがないんだよね、コクが。
グレープジュースみたいなさ。
55点



ホットスプライト 
コーラがまずかったので期待せずにテイスティング。

…まずい。 コーラ以下。 コクがないんだよね、コクが。
グレープみたいなさ。
「あったかい砂糖水(スプライトの香りつき)」っていうかんじでした。
53点


ホットカクテル(ピンクレモネード)
マグカップを口元にもってった瞬間、日本酒のあつかんが頭の中にフラッシュバックしました。

アルコール5%ぐらいなんだけど、これ、酔います。 蒸気で。

むちゃくちゃまずいわけじゃないけど、やっぱもう飲みたくない。
イヤに甘いし。
60点



ホットバドワイザー 
「ホットビールって、ドイツ人とか、ベルギー人とか飲んでるって。絶対。

「ママー、寒いよー」
「今、あったかいビールを持って来ますからね、ハインリッヒや」

とか言ってるって。絶対」 などと思いながら、レンジをオープンすると…
あ! またグツグツいってる!
しかもちょっと混ぜただけでキメ細やかなフォーム(泡)が出てきた。

混ぜれば混ぜるほどフォームが出てきたので楽しかったです(写真右)

はじめに泡だけを口にしてみました。 「うわ、まず!」

(…でも冷たいビールでも泡だけだったらまずいよな…)と気を取りなおして、液体部分にチャレンジしてみると…

吐き出しました。
15点


ホットマックシェイク(バニラ)
これもちょっと泡が立ってたんですが、しばらく見つめていると液体部分が見えてきました。

そこで凄い発見したんスよ。

マックシェイク(バニラ)って白じゃないんスよ!
ベージュなんスよ!
匂いはいいかんじでした。

飲んでみたところ、甘すぎるけどコクがあり、っていうかんじでした。

つまり、コッテリしたいい味でてるんです。でも掛け値なしに甘い。

牛乳で薄めるとか、コーヒーに入れるとか、使い方によってはいいドリンクをつくれると思いますよ。
82点



ホット・コーンフレーク (ケロッグ・レーズンブラン)
これはちょっと趣旨に外れますが、

アツアツの牛乳をコーンフレークにかけてみたらどうなるかというチャレンジです。

結果は予想どうりでした。牛乳をかけてすぐ食べたのにもうクニャクニャになってました。
しかもふだん歯ごたえ抜群のレーズン達もふにゃふにゃでした。

僕は「サクサク派」なので、これは許せませんでした。
25点


まとめ
1 基本的には甘さが増します。
2 基本的にまずくなります。
3 炭酸は見事にとびます。
4 ホットグレープジュースは21世紀のホットドリンク界の新人王になれる可能性アリ!
今回の主役達




なんでも寿司編 (2/12/01)
新しい、そして安いネタの寿司をつくって見よう。

寿司なので意地でも酢飯+わさび醤油で食べます。



マッシュルーム(生)
生のままのせてみました。

こりっとした歯ごたえもよく、

「これはわさび醤油との相性もいいぞ」と思った直後

いやーな土くさい後味が口に広がりました。 65点。


魚肉ソーセージ
寿司といえば魚!
魚肉なのですからまずいわけない!

ただ短に「ソーセージ+ご飯」の味でした。
ハーモニーのハの字もありません。 67点。


なると
これも原料は魚のすり身ですから、かなり期待してました。

ボリュームたっぷりに厚切りにした結果、一口目の感想は「硬!」
冷たいなるとって結構硬いんですよね。

味はちょっと甘すぎかな。 68点。



焼肉

肉が冷えたんでちょっと硬かったけど、わさびや酢飯との相性はなかなか。

でもやっぱ焼肉のタレで食べたかった。
76点。


うどん
ゆでたうどん(無味)をそのままネタにしてみました。


満を持して挑んだ天ぷら編で見事裏切られたのですが、チャレンジしてみました。
 主食vs主食の禁断の対決です。

バットマンとスーパーマンの対決のような誰もが見たい、でもどっちにも負けてほしくないという複雑な… (中略) … あまりおいしくなかったです。

ザコキャラであるはずの海苔の味しかしませんでした。

例えるならバットマンとスーパーマンに境正章が勝ってしまったようなものです。
 テーブルクロスを引きぬく例の芸を披露するマチャアキ。
あきらめの表情でマットをタップするバットマン。 

三つの小箱をお手玉みたいにするあの芸を披露するマチャアキ。
うつろな目で腰からマットに沈むスーパーマン。  42点。


フィッシュフライ
安い冷凍のフィッシュフライをのせてみました。

ご飯が質の悪い油をすい込んでギトギトでした。
しかも最初に決めた「意地でもわさび醤油ルール」があだとなり、ひどい味でした。

高級なフライだったら結構うまかったかもしれませんが。45点。


ねぎソセ
僕はネギトロが大好きです。

そこで安い材料でネギトロ代用品(英語で言うとSubstitute for NEGITORO)をつくってみようと思いました。

魚肉ソーセージをつぶして、ねぎと、トロの油っぽさを再現するためのサラダ油を入れてぐちゃぐちゃに混ぜてみました。
 サラダ油を入れたのは成功で、油っぽさはでたのですが、ソーセージの安っぽい味が思ったよりも強かったです。

ネギトロの代用品(もう一度英語で言うとThe subsititute for NEGITORO)にはなれませんでした。72点。


ねぎなる
今回最後のネタです。

ねぎソセと同じ要領で、なるとのすり身+ねぎ+サラダ油を混ぜてみることにしました。
すり身を固めて作ったなるとを、またすり身にするという不条理な行動に疑問をもちつつも
ネギトロっぽい薄ピンクさに、期待で胸が膨らみます。
 心の中で「サヨナラホームラン…」とつぶやきながらすりつづけました。

できあがりの見た目もなかなかで、ドキドキしながら味見してみた感想は…

「あ、まあまあうまい。」 
「内野安打」くらいの中途半端なできでした。

舌触りも結構よく、まずくはないんですが、なにしろ甘い。

トロの甘さとは明らかに違う人工的な甘さが口に広がります。 78点


総評
全体的に不発。
のり+わさび醤油でとりあえずは寿司っぽくなる。
この手の企画を腹のすいていない時(しかも朝)にやるのには無理があった。
なるとは甘い。
やはりうどんはうどんとして食べるのが一番なのかもしれない。。。